今でも慰霊塔の他、住民や兵士が避難した壕など戦争のあとが残る沖縄の街。その戦争のあとが残る街で平和ガイドをしている方に取材。10年ほど前に埼玉県から沖縄県に移住した伊佐久美子さん。平和ガイドを2021年から始める。沖縄戦について何も知らない状態から勉強し、今の時代の苦労も感じた。戦争体験を伝えられる世代が減っている中、戦後世代がどのように次世代に語り継いでいくかが課題となっている。その中で伊佐さんが大切にしていることが「みんな自分自身の事のように捉えてもらいたい」と語った。この日は大阪からきた中学生にむけて平和学習ガイドが行われた。沖縄戦が始まるまでの流れや戦争による被害がどれほどのものだったのか語られた。その後向かったのは敵から身を守るために入っていた自然洞窟「ガマ」。多くの民間人が暗闇の中で集団生活していた「ガマ」もあるという。「ガマ」の中は撮影できない場所だった。平和学習を終えた生徒たちが感じたことは「できることは細かく知ること」などと話した。
住所: 沖縄県糸満市字真壁1292