東京・葛飾区のラーメン店では材料費の高騰などで1杯にかかるコストはコロナ禍前の1.5倍になっているが、「900円の壁は越えないようにしたい」と簡単に値上げも出来ず苦境に立たされている。ラーメン店の倒産件数は過去15年で最多となっているが、この状況に今年7月から発行される新紙幣が追い打ちをかける。新紙幣対応の券売機への更新にかかる費用は1台当たり100万円を超えるケースも少なくないという。東京・葛飾区では中小店舗を対象とした券売機導入の補助を決定した。券売機1台につき費用の1/2(上限30万円)を補助するとしている。杉村さんは「キャッシュレスを推進すると言って新紙幣を発行して補助金を出すという、本当に意味がわからない。キャッシュレス化の方に補助をするべきでは」とコメントした。