千鶴子さんは金沢市中央卸売市場で愛知県産の大葉を仕入れた。店に戻ると大葉みその春巻きを仕込んだ。店は午前11時に開店。この日は大輔さんの幼なじみ、蔵本さん一家が来店した。蔵本さんは当時ほぼ毎日千鶴子さんの家にご飯を食べに来ていた。味噌は大野町の橋栄醤油みそで仕入れている。千鶴子さんは「BOULANGERIE NiCONE」のミルクスティックが好物。近江町市場ではいつも野菜がんもを買っている。家に戻ると家族のために野菜がんもを入れた煮物などの夕飯を作った。午後9時、閉店後のはるまき家に明かりがついた。この時間に金沢大学界隈の学生などが集まり、春巻きを食べながらキャリアや人生を語る会が開かれている。