池畑慎之介は69年に「夜と朝のあいだに」でレコードデビューした。歌の仕事にとどまらず、俳優として多くの作品に出演してきた。実父で人間国宝の吉村雄輝氏について、池畑は「どこに行っても正座する」と明かした。小学校1年の時、両親が離婚。池畑は3歳の時から稽古を積み、ラ・サール中学校に進学と、レールを敷かれたような人生に辟易して家出したことがあった。10代の頃、水上勉氏のパーティーで女装したところ、朝倉摂氏の目に止まった。その後、「薔薇の葬列」で主演に抜擢された。