アメリカ・ニューヨークの国連本部で先月27日に始まったNPT(核拡散防止条約)の再検討会議では、最終文書の合意を目指し議論が続けられた。草案はこれまで4回修正され、北朝鮮の非核化やウクライナの原子力発電所についての項目は大幅に削除された。一方でイランの核開発をめぐり、「イランはいかなる核兵器も追求・開発・保有してはならない」との文言は残されアメリカとイランなどの対立が続き、最終日の22日まで水面下の交渉が続けられたが採択には至らなかった。最終文書を採択できなかったのは2015年、2022年に続き3回連続で、NPT態勢の空洞化や信頼低下が懸念されている。
