山口県民はイベントで餅をまき拾うのが大好き。「つつじ・ゆめ風車まつり」を取材すると、の餅まきに大勢の人が集まっていた。山陽小野田市の分譲住宅では新築物件の2階建てから餅をまいていた。防府市の結婚式場では新郎新婦が餅をトスしていた。レノファ山口FCでは選手がサポーターへ餅をまいていた。「下に落ちた餅を拾う」「自分の存在をアピール」「投げる人の年齢層をチェック」と猛者たちの大量ゲットテクニックを紹介した。イベント主催者は、餅まきがあると倍以上に人が集まると話した。餅を作っている宇部大黒屋製菓では年間2トンの餅を餅まき用に作っている。放送大学の金谷さんは海が身近だった山口県では上棟式のほかにも船おろし、乗りそめの時にも何かをまくことが生活に溶け込んでいたと指摘した。