蛸島漁港では先月、震災後初めてとなるズワイガニ漁が行われた。漁師たちにとって年収の7割以上にもなる大切な収入源。漁師・濱田健司さんは「市場も活気ある」とコメント。蛸島漁港は地震で大きな被害を受け、水揚げできずに漁は中止を余儀なくされた。町では建物の公費解体が進んでいるが、能登半島地震で1割以上の人が蛸島を離れた。濱田さんも漁師をやめてほかの町へ移住することを考えていたが、子どもたちの思いに背中を押され、蛸島に残ることにした。港が本格的に復旧するまではまだ不便が続くが、それでも海に出続ける覚悟という。