9月の自民党総裁選挙に高市経済安保担当大臣が立候補の意向を固めた。陣営幹部は来週にも出馬表明するとの見通しを示している。国会議員の支持獲得に苦戦していたが陣営幹部は20人の推薦人確保のめどがついたとしている。高市議員は支援する議員らおよそ10人と議員宿舎で会合。参加者に対して「一緒に戦ってほしい」と支援を呼びかけた。会合に参加した山田参議院議員は「推薦人については集まるメドがついた。来週には出馬に関わる決意表明があるのではないか」とした。高市議員は前回、3年前の総裁選では国会議員票を114票獲得。今回は出馬に必要な20人の推薦人集めに苦戦。苦戦の理由は前回支援を受けた安倍元首相のバックアップがないこと。多くの議員が立候補を目指していることで主な支持層の保守系議員の支持が他の候補に分散してしまったこと。高市陣営は公約の政策を詰めるとともに支持の呼びかけを本格化させる方針。