障害やけがなどで1人で投票に行くのが難しい人は、家族や介助の人についてきてもらうことができる。介助の人が投票所のどこまで入れるかは、その投票所の責任者が判断する。投票所の中では、係員に付き添いや手助けを頼める。自分で候補者名などを書けない場合は、投票所の担当者が代筆する代理投票を利用できる。また、目が不自由な人が点字で投票する場合、ふだん使っている点字器を持ち込むことが可能なほか、投票所で点字器を借りることもできる。投票所の中にはほかにも虫眼鏡や老眼鏡、それに紙を押えるためのおもりなど、さまざまなものが用意されている。最近ではイラストを指さすことで意思を表示できるコミュニケーションボードや投票支援カードが用意されている投票所もある。用意されているものは投票所によって異なるため、あらかじめ選挙管理委員会に確認しておくと安心。NHKでは障害があって投票に行けなかった人や行きづらかった人、それに障害がある人をサポートする人たちに役立つ情報を提供しようと「みんなの選挙」というプロジェクトを展開している。NHKの特設サイト「衆議院選挙2024」の紹介。