省エネ化などを目的に中古車両の導入を進めている西武鉄道は東急電鉄の車両を改修し、来年度から運行することになった。西武鉄道は東急大井町線などで約40年活躍した12両を有償で譲り受け、順次改修して利用する。VVVFインバータ制御装置は消費電力を半分ほどに抑制する。西武車両の約3割はこうした装置がなかった。西武鉄道はおととし、2030年度までに消費電力の少ない車両に全て置き換える計画を発表。新車の調達に加え、省エネ装置がある約100両を他社から譲り受ける方針。改修した東急の車両は西武狭山線や多摩川線など4つの路線で主に運行する予定。去年、小田急から譲り受けた車両はすでに運行されていて、消費電力の削減やメンテナンスの負担軽減につながっているという。
			
