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「西河農園」 のテレビ露出情報

日本の国民食ともいわれているカレー。捨てられてしまう食材をカレーの具材に活用してロスを削減する取り組みを取材した。横浜市のケーキ店ではスポンジケーキの上下についた焼き目は捨てざるをえない部分だった。食べられるのに捨てられる部分があると知り、どうにかしたいと考えたのが授業で食品ロスについて学んだ地元の小学生たち。焼き目を砕き新感覚のレトルトカレーの具材にすることを考案。商品化にこぎ着けた。商品化をサポートしたのは都内にあるレトルトカレーの販売・開発を手がける会社モッタイナイバトン。
ケーキ店の食品ロスにとどまらず高校生とタッグを組み生態系を脅かす外来種をもカレーの具材に。日本で2番目に大きい湖、茨城県・霞ヶ浦。湖のエビやワカサギを食い荒らすのは食欲旺盛で繁殖力が強い特定外来生物アメリカナマズ。立派な体とひれに鋭いとげを持つため、漁師が網を破られたりけがをさせられたりすることもある困った存在も。ことし3月、レトルトカレーとして発売。捕獲してすぐのアメリカナマズは臭みや肉質など、そのまま食べるには不向きだという。そこで捕獲したあと地元の養殖場で1年ほど決められた餌だけを与え、おいしく食べられる状態になったアメリカナマズをカレーの具材に。たんぱく源として活用しながら迷惑な外来種を減らすことが期待される。
大阪には今、問題となっている異常気象に向き合うカレーが。きっかけはコメを育てる農家の悩みだった。年々深刻化する極端な猛暑や雨不足など去年の夏、日本の平均気温は統計開始からの125年間で最高となり、地球温暖化がなければ起こりえなかった記録的な高温となった。コメは実る時期に気温が高いと生育が悪くなり白くにごったり緑色の未熟なまま収穫されたりして廃棄されるコメが増えるという。大阪の農家では気温だけが原因ではないものの廃棄米が全体の1割ほどに増加。事態を打開したいと乗り出したのは大阪市内でだしをベースにしたカレーを提供する飲食店の経営などをする会社。廃棄米を買い取り米粉にすると小麦粉の代わりにカレーのとろみづけに活用。
カレーを入れるレトルトパウチにも地球温暖化による異常気象に歯止めをかける工夫が。熱湯に耐えられる特殊な紙を使うことでアルミのレトルトパウチと同じように湯煎で温めることができる。紙を主材料にすることでプラスチック量を減らした。一般的なアルミのレトルトパウチに比べプラスチックの使用量をおよそ25%、製造時のCO2排出量のおよそ17%を削減できるという。異常気象の原因の一つとなる地球温暖化を食い止めるには温室効果ガスのCO2を減らす必要があり、製造や焼却処分でCO2が出るプラスチックを減らすことも第一歩。

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