北朝鮮で異例の新曲を披露。このミュージックビデオからは様々な意図が読みとけると専門家は指摘している。鈴木琢磨氏は音楽だけでなく映像も時間をかけて作り込んでいるとし、そこからは新しい時代の到来を印象づけると指摘している。曲のタイトル「親しき父」だが、この父とはオボイという言葉で金日成氏を指す語だという。今回の曲でオボイとして称えられているのは金正恩氏であり、鈴木氏は「父や祖父を超えた存在であると示そうとしている」と指摘する。また、歌詞の中では「金正恩」と呼び捨てにしているところがあるが、これについて親しみやすい人物像を演出していると鈴木氏は指摘。力による支配だけでなく、懐柔も見せたい思惑はあるのではと吉永氏は推察。