昨日、台風10号の接近に伴い千葉県・四街道市の田んぼでは例年より早い稲刈りが行なわれた。大阪では先週行なわれた緊急抽出調査で約8割の小売店で米の品切れが発生しているという。大阪府の吉村洋文知事は「(備蓄米)開放した方がいいのではないか」と政府に対し発言した。政府備蓄米は1993年の「平成の米騒動」を受けていつでも米を供給できるように政府が毎年20万トン分を購入し、5年間備蓄している。期限を過ぎた米は飼料用などとして販売されている。大阪市内のスーパーでは約30袋の米を仕入れるも30分で完売。現場からは備蓄米の放出に期待する声も上がっているが、坂本農水大臣は「コメの需給や価格に影響を与える恐れがあるため、慎重に考えるべきと考えています」などとコメントした。農水省は「コメは不足している状況ではない」などとし、現時点で「備蓄米を放出する予定はない」などと見解を示している。さらに、備蓄米の放出には手続きが必要で数週間程度かかるという。今放出を決めても新米の流通時期と重なるという。岸田総理は坂本農水大臣に対し、「消費者の立場に立ってコメの流通不足の懸念に対処し、引き続き市場を注視し円滑な流通に取り組んでください」と発言した。さいたま市にある精米店では普段の7倍以上の客が押し寄せた。農水省は新米が市場に出る9月ごろには状況が落ち着くとし、必要な分だけの購入を呼びかけている。
住所: 埼玉県さいたま市岩槻区西町1-3-24
URL: https://kakuta-rice.com/
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