中国で今後、日中関係が悪くなると予測する人が、去年の倍近くの75%に急増した。言論NPO・工藤泰志代表は「中国国民の中に、これまで経験したことがない形で日本に対する感情の悪化が全面的に広がっている」と述べた。日本の民間団体「言論NPO」が中国と共同で実施した世論調査によると、相手国に対して「良くない印象」と答えた人は、日本が去年より3.2ポイントとわずかに減ったのに対し、中国は24.8%と大幅に増えて9割近くになった。さらに「日中関係は今後悪化する」と答えた人は、去年の倍近くの75%に急増した。主催者は「対日批判が過激化しやすいSNSで日本に関する情報を得ている人が増えたことが背景にある」とみている。