ロシア政府は20日、モスクワ動物園で飼育されていた70以上の動物を平壌にある中央動物園に寄贈したと発表。園は早速、メスのライオンを公開した。これらの動物についてロシア側は「プーチン大統領が北朝鮮市民に贈ったプレゼントだ」としている。ウクライナへの北朝鮮兵の派遣など、軍事協力が進む中で、さらなる関係強化が狙いとみられる。この動物園は北朝鮮最大規模で2016年にリニューアルされた。金正恩総書記は当時、リニューアルの前後にわたって度々訪れ、直接指示したという。今年6月には北朝鮮を訪問したプーチン大統領に金総書記が天然記念物の「豊山犬」2匹をプレゼントしている。