兵庫県北部の但馬地域では、複数の品種のコメが栽培されていて、今月下旬から各地で収穫が始まり、家庭用に人気がある極わせ品種「ちほみのり」の出荷がきょうから始まった。豊岡市にあるJAの施設には農家など関係者が集まり出荷式が開かれ、担当者が「コメ不足の影響で今月中旬には昨シーズンのコメの在庫あなくなったものの、今シーズンは品質も良く十分な収穫が見込まれる」と報告した。JAによると、コメ不足による需要の高まりと台風10号が接近するおそれから稲刈りを早めた農家が多く、初日のきょうは例年の約2倍の26トンを出荷したという。早ければ来月3日には兵庫県内のスーパーの店頭に並ぶという。