きのう全国で初めてスマホやタブレットなどの使用の目安を「1日2時間以内」とする条例案を議会に提出した愛知県・豊明市長。一体どのような条例案なのか。1日2時間以内とは「自由に使える余暇時間」のスマホ・タブレットの使用時間で、仕事・勉強・通勤通学・家事の時間は含まれない。全市民が対象だが、あくまで目安で違反への罰則はないという。また、子どもが使う時間帯の目安も盛り込まれ、小学生以下は午後9時まで、中学生以上の未成年は午後10時までとしている。番組ではこの条例案についてどう思うか、小学生の子をもつ親にインタビューすると「短いと感じるかも。良いことだと思うけど」「2時間って結構長いと思います。大人よりかは休憩しないと思うから、目がその分疲れるだろうなって」などの声があった。市によると条例案についてこれまで90件ほどの電話での問い合わせがあり、多くが市外からの電話で約9割が反対意見だという。そもそもなぜ条例案を出したのか市長に聞くと「不登校の子どもたちがスマホを手放せないがために家に閉じこもってしまうという問題からスタートしている。全住民が自分のそれぞれのスマートフォンの使い方を見つめ直して、自分の生活・家族の生活がないがしろにされていないかとか、そういったことを見つめ直すきっかけとしてこの条例案を提出する」と話した。条例案提出の理由の1つとして「市民の健康やコミュニケーションへの悪影響が心配されるため」としている。実際に子どもたちはどのくらいスマホを利用しているのかインタビューすると「小学校1年生の子で2時間くらい」「(スマホ・パソコンを含め)8時間くらい使ってるんじゃない?」「最近は3時間くらいみている。会話とかがまったくないのが嫌だと思う」などの声があった。条例案は来月22日に採決が行われ、可決されれば10月から施行される。