愛知・豊田市の社会福祉協議会では去年、1人暮らしの高齢者を支える新たな取り組みを始めた。訪ねたのはここ数年、入退院を繰り返している85歳の女性。今後の備えとして支援することになった。社会福祉協議会が中心となり地域の様々な機関と強力して支援する取み組み。緊急連絡先は社会福祉協議会が担い、身の回りの世話や医療費の支払い、死後の対応まで地元の弁護士や金融機関などと分担してサポートする。年会費や契約金などはない。受けたサポートに応じて数千円程度の利用料を支払う。一方、身寄りのない人同士で助け合う仕組みづくりもはじまっている。鹿児島市のNPOでは週に1度身寄りのない人が集まる交流会が集まっている。ここでは当事者同士が自然と繋がり支え合うことを目指している。こうした支え合いで身寄りがなくても必要な医療をスムーズに受けられるようになっている。脳梗塞を患い3か月入院していた永留健吾さん。この日、付き添ってもらったのは交流会で友人になった男性だった。入院中の身の回りの世話や緊急連絡先を担ってくれたのも、この男性だった。身寄りのない人が支援だけでなく誰かの支えとなること。それは暮しの豊かさにも繋がるとNPOは考えている。
