豊臣秀長が秀吉から統治を任されたのが大和国(奈良)で、郡山城を築いた。「大河ドラマ 豊臣兄弟!」で豊臣兄弟の母を演じる坂井真紀、城郭考古学者の千田嘉博氏は郡山城をロケ。追手門では侵入者を三方向から狙撃でき、石垣の礎に地蔵を使っていた。石材を強制的に召し上げることで、寺社の力を抑え込もうとしていたと考えられる。2014年に天守台で発掘調査が行われたが、金箔瓦が見つかった。周辺にある興福寺、東大寺などから絢爛豪華な城だと見えたはずで、千田氏は「豊臣の力はこんなにすごいぞ」とアピールできたと考える。また、奈良町での味噌、材木などの商いを禁止させ、郡山の城下町には染物屋、商人などを集中。税金を免除させるなど、手厚く保護していたという。春日大社では「春日若宮おん祭」が行われていて、平安時代から続く。資金不足で祭りが断絶の危機にあると、秀長は救いの手を差し伸べた。
