赤沢経済再生相はきのう、トランプ政権との関税交渉を前に、自民党関税対策本部に出席し、意見交換を行った。自民党議員らからは、自動車が追加関税の対象から除外されるよう対応を求める声や、アメリカ側から農産物の輸入拡大をつきつけられることを懸念する声があがったという。赤沢大臣は、具体的な交渉内容への言及は避けたが、国益を考え結果につなげたいとしている。菅原は、国内の業界団体の調整が重要になる、参院選が控えるなか、交渉の手札が限られる状況にあることは確かで、赤沢大臣は通常より難しい交渉を迫られることになる、アメリカの主な狙いは中国、中国の包囲網を敷くという意味では、日本とうまく交渉して、いいところで妥結できれば、中国の交渉において有利になる、そうした狙いがアメリカ側にあるから、日本としてはそこをうまく利用することもできるなどと話した。今回が初めての顔合わせになるため、お互いを知ることも重要で、それによって今後の展開も変わってくるという。