三重県名張市の山間、4キロにわたる大小の滝が連なる「赤目四十八滝」。四季折々の壮大な渓谷美を楽しもうと多くの人で賑わう三重県有数の景勝地。秋田さんが訪ねたのは9月中旬。赤目四十八滝の魅力を知り尽くした方たちに案内してもらった。まず向かったのは去年リニューアルオープンした「赤目滝水族館」。朝田光祐さんはこの施設の若き館長。工夫を凝らしたユニークな展示が評判となっている。オオサンショウウオは擬態して身を隠す得意技が伝わるよう、水槽に擬岩を並べている。水槽の横には手作り感満載のイラスト解説がある。さらに朝田さんのアイデアあふれる水槽が。展示されているのはタウナギ。外来種だがいまは広く各地に生息している。思い浮かべたのは砂から姿を出す様子が可愛いチンアナゴ。タウナギをチンアナゴのように展示すべく、水槽の中にパイプを埋め込んでみると、タウナギがパイプからひょっこり顔を出す姿が大評判となった。
清らかな水が流れるこの渓谷には二百数十種類の苔が生息している。赤目の苔の魅力を伝えている西浩平さん。小さな苔の観察にオススメだというのがスマホにルーペをあてる方法。苔の魅力を身近に味わえる「苔玉」作りを教えてもらった。まずは苔が好む土を混ぜて芯となる団子を作る。それをコケやシダ植物でくるんでいく。ヒモを巻いて固定すれば完成。
赤目四十八滝の清らかな水は昔から人々の暮らしを潤してきた。明治から続く酒蔵の蔵元・杉本龍哉さんに話を聞くと「赤目四十八滝から流れてくる水、豊富な水源を大切に使っている」という。汲み上げた水で酒を仕込む蔵を案内してもらった。9月12日に蔵開きをし、今年も仕込みの準備が始まった。この時期欠かせない大切な儀式が、仕込みに使う水を酒造りの神様に供えること。
清らかな水が流れるこの渓谷には二百数十種類の苔が生息している。赤目の苔の魅力を伝えている西浩平さん。小さな苔の観察にオススメだというのがスマホにルーペをあてる方法。苔の魅力を身近に味わえる「苔玉」作りを教えてもらった。まずは苔が好む土を混ぜて芯となる団子を作る。それをコケやシダ植物でくるんでいく。ヒモを巻いて固定すれば完成。
赤目四十八滝の清らかな水は昔から人々の暮らしを潤してきた。明治から続く酒蔵の蔵元・杉本龍哉さんに話を聞くと「赤目四十八滝から流れてくる水、豊富な水源を大切に使っている」という。汲み上げた水で酒を仕込む蔵を案内してもらった。9月12日に蔵開きをし、今年も仕込みの準備が始まった。この時期欠かせない大切な儀式が、仕込みに使う水を酒造りの神様に供えること。