第三者の精子や卵子を使う不妊治療については法律がないことが問題になっていて、先週超党派の議員連盟が法律のたたき台を示した。これに対し今日、女性の団体などが議員連盟に要請を行った。たたき台では第三者の精子や卵子の提供対象は「結婚した夫婦」が前提とされ、同性カップルや事実婚、シングル女性などが排除されているとして、「出産をのぞむ全ての人」に対象を広げるよう求めた。議員連盟側は「いろいろな検討をしたが各党で意見がまとまらなかった」と述べ、現状では修正が難しいとの認識を示した。団体は「新しい家族の形はないと法で定められてしまうと、それが正しくなってしまう。改めて検討してほしい」と訴えた。