皇后さまはきょう、61歳の誕生日を迎えられた。61歳の誕生日にあたり、文書で寄せた感想の中で、皇后さまは元日の能登半島地震について「深く心の痛む年の始まりとなりました」と振り返る中で、「多くの人々がこのような大きな試練に直面していることに、心が締め付けられる思いが致しました」とつづり、犠牲者を悼み、被災者を気遣われた。さらに、自然災害の多発に「気候変動などの地球規模の環境問題には、年々切迫感が増しているように感じられ、私たちが力を合わせながら、真剣に取り組んでいかなければならない問題の一つであると感じます」と危機感を示された。一方、パリ五輪パラリンピックの選手団やメジャーリーグの大谷翔平選手について、「多くの日本の人たちに明るい希望と勇気を与えてくれた」と喜ばれた。日本赤十字社で働きながら公務も行う長女の愛子さまについては「仕事についても、やり甲斐を感じながら励んでいる様子をうれしく思っています」と親心をみせられた。