能登半島地震で被災した輪島塗職人の北濱幸作さん、71歳。発災直後から次男の智さんとともに仕事を再開。
600年受け継がれてきた伝統工芸「輪島塗」。その職人で、能登半島地震で被災した北濱さん。被災後初めての特注の依頼が。輪島塗はそれぞれの工程を極めたエキスパートによりリレー形式で作られるもので、北濱さんは「蒔絵」を担当。
能登半島地震で被災した輪島塗・下地職人の谷内義孝さん、69歳。現在は金沢市に避難し、可能な仕事だけをこなしている。谷内さんが手掛けたものは、研ぎ師で妻の直子さんが仕上げる。地震で職人を辞めた人もいるが、谷内さん夫妻は「自分らにはこの仕事しかない」「好きでやってる」など話す。いつか輪島に戻りたいんだそう。
元日の能登半島地震で被災した輪島塗職人の谷内さん夫妻。6月、輪島に仕事場を借りて再始動。ともに輪島に生まれ、連れ添って47年。夫・義孝さんは父の死をきっかけにこの仕事を始めたんだそう。
能登半島地震で被災した輪島塗職人の北濱さん。妻と長く過ごしてきた自宅を離れるつもりはないんだそう。同じ伝統工芸士だった妻は10年ほど前に癌で他界。妻の作品は今も手元に残っている。妻への思いはスマホのメモに日記のように残している。
能登半島地震で被災した輪島塗職人の北濱さん。この日、息子の智さん一家が仮設住宅に入居。一方、友人で下地職人の谷内さんには癌が見つかった。未完成の作品は同じ下地職人の戸前さんに託された。7月、谷内さんは逝去。未完成のものは妻で職人の直子さんが仕上げた。
9月、能登で豪雨災害が発生。地震でも被災した輪島塗職人の北濱さんは、自宅が床上浸水するなどの被害。取材中、亡くなった妻を思って涙。「彼女のことを考えたら 別にどうってことはない」「笑顔でやっていけば乗り越えられる」など話した。
9月、能登で豪雨災害が発生。地震でも被災した輪島塗職人の北濱さんのもとに、地震後に亡くなった友人で職人の谷内さんが完成させられなかった椀が届いた。地震後も咲き続けた桜をモチーフにした「白蝶貝の花びら」の細工を施すなどして、別の職人の手も加わり作品が完成。この作品について北濱さんは「色々思いが詰まったもの」「私にも最期が来るだろうが、作品は残っていく」「ある意味、いい仕事なのかもしれない」など話す。谷内さんが遺した仕事道具は、ほかの職人に引き継がれた。
600年受け継がれてきた伝統工芸「輪島塗」。その職人で、能登半島地震で被災した北濱さん。被災後初めての特注の依頼が。輪島塗はそれぞれの工程を極めたエキスパートによりリレー形式で作られるもので、北濱さんは「蒔絵」を担当。
能登半島地震で被災した輪島塗・下地職人の谷内義孝さん、69歳。現在は金沢市に避難し、可能な仕事だけをこなしている。谷内さんが手掛けたものは、研ぎ師で妻の直子さんが仕上げる。地震で職人を辞めた人もいるが、谷内さん夫妻は「自分らにはこの仕事しかない」「好きでやってる」など話す。いつか輪島に戻りたいんだそう。
元日の能登半島地震で被災した輪島塗職人の谷内さん夫妻。6月、輪島に仕事場を借りて再始動。ともに輪島に生まれ、連れ添って47年。夫・義孝さんは父の死をきっかけにこの仕事を始めたんだそう。
能登半島地震で被災した輪島塗職人の北濱さん。妻と長く過ごしてきた自宅を離れるつもりはないんだそう。同じ伝統工芸士だった妻は10年ほど前に癌で他界。妻の作品は今も手元に残っている。妻への思いはスマホのメモに日記のように残している。
能登半島地震で被災した輪島塗職人の北濱さん。この日、息子の智さん一家が仮設住宅に入居。一方、友人で下地職人の谷内さんには癌が見つかった。未完成の作品は同じ下地職人の戸前さんに託された。7月、谷内さんは逝去。未完成のものは妻で職人の直子さんが仕上げた。
9月、能登で豪雨災害が発生。地震でも被災した輪島塗職人の北濱さんは、自宅が床上浸水するなどの被害。取材中、亡くなった妻を思って涙。「彼女のことを考えたら 別にどうってことはない」「笑顔でやっていけば乗り越えられる」など話した。
9月、能登で豪雨災害が発生。地震でも被災した輪島塗職人の北濱さんのもとに、地震後に亡くなった友人で職人の谷内さんが完成させられなかった椀が届いた。地震後も咲き続けた桜をモチーフにした「白蝶貝の花びら」の細工を施すなどして、別の職人の手も加わり作品が完成。この作品について北濱さんは「色々思いが詰まったもの」「私にも最期が来るだろうが、作品は残っていく」「ある意味、いい仕事なのかもしれない」など話す。谷内さんが遺した仕事道具は、ほかの職人に引き継がれた。
住所: 石川県輪島市河井町1-115