国内タオル出荷額は愛媛県が57%、2021年は260億円以上。今治市は約200の関連工場が集まるタオルの町。今治タオルの特徴は圧倒的な吸水性。綿は綿花を加工して製造。綿花はワタ(コットン)という植物から採れるが正確には花ではない。今治は温暖な気候で綿花栽培に適して、大阪への海運が開け繊維産業が盛んになった。1890年頃からタオルの製造が始まったという。綿のかたまり1個の重さは200kg、この工場では1日約40個の約8トンを使用。綿のヒモをねじりながら引っ張り徐々に細くし、今治タオルの多くは糸のねじりをゆるくし表面積を増やしている。表面積を増やすことで吸水力がアップしソフトな肌ざわりを実現。マグネシウムやカルシウムといったミネラルが含まれると吸水力が悪くなるという。
パイル部分で表面積が増え吸水性がアップする。パイル用のたて糸を均一な張り具合にする必要があり、伸べ士と呼ばれる専門の職人が手先の間隔を頼りに均一に巻き付けていく。巨大糸巻きを織り機にセットするのも2人がかり。セットする糸の色を変え多色織りや、最大6色の糸を使ったグラデーションも可能。
パイル部分で表面積が増え吸水性がアップする。パイル用のたて糸を均一な張り具合にする必要があり、伸べ士と呼ばれる専門の職人が手先の間隔を頼りに均一に巻き付けていく。巨大糸巻きを織り機にセットするのも2人がかり。セットする糸の色を変え多色織りや、最大6色の糸を使ったグラデーションも可能。
