東京・渋谷区にあるサーモン丼専門店。お店の人気メニューは「炙りサーモン丼」。使ってるのは主にノルウェーやカナダ産のサーモンだが円安の影響で仕入れ値は5年前のおよそ2倍近くまで上がってきているという。今後2〜3割値上げする予定。きのうの円相場は37年半ぶりに一時1ドル161円台に下落し、7月も値上げが相次ぐ。山崎製パンはレーズンやチョコレートを使用したパン12品目を値上げ。UCC上島珈琲は家庭用のコーヒーの豆と粉ほぼすべての商品を値上げする。帝国データバンクの調査によると7月の値上げは411品目に上る。10月には1000品目を超える予定。やまねこ亭の一番人気の「大山鶏のチキン南蛮定食」や店主おすすめの「サバの塩焼き定食」。物価高の中でもご飯おかわり無料。しかし、7月1日からはおかわりが有料になる。コメは去年の猛暑により不作。供給量が減少。インバウンド需要が回復、お米の品薄や価格高騰が進んでいる。マルサン吉川店ではお米を安く販売。しかし毎週仕入れ価格が上昇しているという。篠原ライスも苦渋の決断。篠原ライス・篠原代表取締役は「数が少ないものに関しては5キロとか10キロという形で購入量の制限をしている」などと話した。先週土曜日から販売制限を実施。背景にあるのが安価なものがない。農林水産省で行われた会議では低価格帯の「コメ」が不足気味だという。安いコメの奪い合いが起きている。