止まらない米価格の高騰、背景には一部業者による売り渋りなど流通の滞りがあるとみられている。そのため農林水産省は先週、備蓄米21万トンを放出すると発表した。きのう農水省で行われた説明会には備蓄米を売り渡す対象となる集荷業者などが参加し、事前に販売計画を提出しなければならないなど入札に参加するために満たすべき要件や事前に審査を受ける必要があることなどが伝えられた。備蓄米が店頭に並ぶのは3月末から4月の見通しで宇都宮大学・小川真如助教は「1か月後くらいには一斉に下がるワケではないが値段が下がった米あるよねというのがちらほら見つかるのではと予想」などと話した。