きのう農林水産省は備蓄米の随意契約について詳細を公表した。オンライン説明会に参加していた日用品メーカー・アイリスオーヤマ、ドン・キホーテ、楽天、イオン、イトーヨーカ堂など全国から約320社が参加した。随意契約では政府が価格を定めて業者と契約を行う。政府が販売した価格は60kgあたり1万1556円で、直接大手小売業者に売り渡し、店頭では5キロ2160円程度で販売されることが想定されている。対象は年間1万トン以上の取り扱いがある大手業者。政府からの売り渡し数量は30万トンで玄米の状態で提供されるため、精米や袋詰は業者で行う必要がある。スーパーでのコメ平均価格は4285円と過去最高を更新している。小泉農水相は「コメ対策集中対応チーム」を発足し、地方を含め500人規模で対応し、来月上旬にもスーパーなどで3キロ2000円前後で販売するとしている。