小泉農林水産大臣がおよそ2000円で店頭に並べると話した2022年産の政府備蓄米の業者への引き渡しがきょうから始まった。一方中小などのスーパーを対象に21年産備蓄米、いわゆる”古古古米”の随意契約の説明会が開かれるも予想外の事態に嘆きの声が聞かれた。アイリスオーヤマ系列のホームセンターでは販売の準備が進み5キロ2160円、公式の通販サイトで購入した人には6月1日から順次発送するとして午後1時から予約販売を開始、楽天グループも「楽天生活応援米」として5キロ2138円で販売を始めたがいずれも初回分はすぐに売り切れとなった。一方イトーヨーカドーなど多くの企業は自前の精米機がないため販売拡大の課題となっている。こうした中きょう農林水産省は「随意契約」の申し込みの確定の61事業者を公表。しかしコンビニ大手3社は含まれず条件を満たさなかったものとみられる。身近で買えるコンビニの落選にSNS上では落胆の声が聞かれた。