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「旅行サイト」 のテレビ露出情報

近畿日本ツーリストの旅行サイトによると8月13〜15日の日程でエコノミークラスを使用したグアム旅行は大人1人24万9000円なのに対し、9月27日〜29日の日程でビジネスクラスを使用したプランでは19万3000円とビジネスクラスの方が56000円安い。近畿日本ツーリスト広報担当者は「帰国日を少しずらすだけで大幅に安くなることもある。こまめにチェックがおすすめ」という。松村さんは「旅行業界は料金表に基づいて日ごとに料金を変えているので、こうした逆転現象が起きることがある」と説明した。エクスペディアによると飛行機を利用する場合木曜出発が世界平均で21%お得で、日曜が高くなりやすい。エクスペディア担当者によると「ビジネスで利用する人は週の初め、レジャーの利用は土日を挟んだ週末。どちらにも当てはまらない木曜日は予約が少ない」という。価格設定にAIを活用している例もある。ウォッシュプラスは全国にコインランドリーを展開。47店舗中8店舗でダイナミックプライシング導入。価格決定は店舗で集積したデータ(洗濯機などの稼働率、曜日別、時間帯別の混雑具合、利用者の年齢層など)と気象庁発表の1週間分の天気予報データをAIが分析。価格差は600円で、特に晴れが続いた平日午前0〜6時が安くなる傾向。ウォッシュプラス広報担当者は「金額にメリハリをつけ、お客様にお得に利用してもらい混雑時間のピークを平均化。店側としては客の取りこぼしを防ぐ狙いがある」と話す。ダイナミックプライシング導入で1日当たりの稼働率10.6%から12.5%に上昇。またイオンリテールは2021年からAIを活用、値引き率を決める取り組みを総菜部門で開始。今年5月鮮魚、肉などの生鮮食品部門に拡大。時間帯ごとの来客数、販売数量、天気による来客傾向などのデータを蓄積し、AIが適切な値引き率を提示。イオンリテール広報担当者によると安く買うためのねらい目は、想定された来客数や販売数になっていないと値引き率が大きくなるので天気予報にない雨、ゲリラ雷雨などが来ると値引き率が高くなりやすいという。イオンリテール広報担当者によるとAI導入前に比べ、食品ロス率が1割以上減ったという。松村さんは「食品ロスはAIを導入して解決を図ることで誰が担当しても適切に行えることから日本以外でも海外でも活用されている」など話した。
東京湾アクアラインで国が社会実験(去年7月から渋滞などの混雑緩和のため通行料金に変動制を導入。対象は上り。土日祝日。ETC搭載の全車両)をスタートさせた。今年1月の中間報告では午後1時~午後8時の交通量が分散し、渋滞による損失時間が減少し、実験中の土曜日の通過所要時間の最大値を11分短縮することができた。松村さんは「こうしたダイナミックプライシングは公共交通機関など社会インフラのなかでも取り入れ始めているので、日常生活の中でオトクな情報を調べるクセをつけたほうが良い」など話した。一方で柔軟な価格の変動には課題もある。米国で飲料メーカーが暑い日に価格を上げる自販機の実験を試みたところ「飲みたい時に高くなる」と批判されて頓挫。松村さんによると、海外で台風などの自然災害で需要が急騰した際、ホテル価格が高騰して問題視されたこともある。松村さんは「値上げや価格変動がどこまで許容されるのかという倫理的な観点も求められている。ビジネスの損得の話でもある。評判が下がる、リピーターが来なくなりブランディング的に失敗することも」と話す。

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