県庁で行われた委嘱式で、田渕久美子さんは丸山知事から委嘱状を受け取った。県は、島根の魅力を県外にPRしてもらうふるさと親善大使を、かつて日本と唐の交流の使者の役割を担った「遣唐使」にちなんで、島根県の「島」の漢字を使って「遣島使」と呼んでいて、ゆかりがある人を委嘱している。田渕さんは益田市の出身で、NHKの朝の連続テレビ小説「さくら」をはじめ、大河ドラマ「篤姫」や「江~姫たちの戦国~」など、数々の脚本を手がけてきた。県によると、松江ゆかりの作家小泉八雲とその妻・セツの出会いなどを書いた小説「へルンとセツ」を執筆するなど、島根県の魅力を発信できるとして、ほかの「遣島使」から推薦があったという。「遣島使」はこれで622人になった。