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「週刊ブックレビュー」 のテレビ露出情報

児童文学作家・那須正幹さんの代表作「ズッコケ三人組」シリーズは26年にわたって続き、50巻で完結した。累計発行部数は2500万部を超え、戦後の児童文学として最大のベストセラーとなった。広島で生まれた那須は昆虫採集に熱中し、大学では森林昆虫学を学んだ。卒業後は東京でサラリーマンになったが、上司とケンカして広島に戻り、父親がやっていた書道塾を手伝った。ここで子どもたちと接していたことが後に役立ったという。姉に誘われ、児童文学の研究会に参加したことがきっかけで小説を書くようになった。昭和47(1972)年に「首なし地ぞうの宝」で作家デビュー。子どもたちが宝探しをする冒険小説だった。昭和53(1978)年から「ズッコケ三人組」がスタート。那須は執筆に際して主人公の運動能力や家族構成などを細かく設定した。「ズッコケ三人組」は児童文学ではタブー視されがちだったテーマも扱った。15作目のテーマは「離婚」。読者を子ども扱いせず、世間の様々な問題に真正面から向き合った。3歳の時に爆心地から3キロ離れた広島の自宅で被爆した那須は平成7年に「絵で読む 広島の原爆」を共作で発表した。その後もヒロシマ3部作など広島と戦争をテーマにした児童文学を発表した。平成17年には終了していた「ズッコケ三人組」シリーズを「ズッコケ中年三人組」として復活させた。2021年に79歳で亡くなった那須は人間の未来の源は子どもたち。子どもたちを信じることは未来を信じることだと語っていた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年2月15日放送 5:40 - 5:50 NHK総合
NHK映像ファイル あの人に会いたい(NHK映像ファイル あの人に会いたい)
松岡正剛さんは情報や文化を独自の視点で組み合わせる編集工学を提唱し、多くの著作を発表した。松岡さんは早稲田大学に進学し、昭和62年に編集工学研究所を設立した。松岡さんが出演したテント2001 公園通りであいましょう、SWITCHインタビュー達人達、テントdeセッション、未来潮流、爆笑問題のニッポンの教養、週刊ブックレビューの映像を紹介。近畿大学アカデミックシ[…続きを読む]

2024年12月30日放送 6:10 - 6:40 NHK総合
耳をすませば耳をすませば2024
魂のピアニストと呼ばれたフジコ・ヘミングは今年4月に亡くなった。フジコ・ヘミングは一時国籍を失ったり、耳が聞こえなくなるなど厳しい試練に直面。しかし、のちに遅咲きのピアニストとして世界中のファンを魅了した。詩画作家の星野富弘も今年4月に亡くなった。星野富弘は24歳の時、不慮の事故で手足の自由を失った。口に筆をくわえて草花を描き、言葉を添える独自のスタイルを確[…続きを読む]

2024年10月30日放送 16:05 - 17:00 NHK総合
午後LIVE ニュースーン蔵出しセレクション
詩画作家・星野富弘さんは、24歳のとき、不慮の事故で手足の自由を失った。口に筆をくわえて四季の草花を描き、言葉を添える。昭和21年、群馬県に生まれた。大学では、体操選手として活躍し、卒業後、中学校の体育教師になった。2ヶ月後、クラブ活動の指導中に首の骨を折る大ケガをした。生死の境をさまよい、病状が回復しても、首から下は全く動かなかった。入院2年目、同じ部屋の[…続きを読む]

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