5番勝負の叡王戦、現在は2勝2敗で第5局までもつれ込んでいる。藤井聡太八冠は勝てば4連覇達成、伊藤匠七段は勝てば初タイトルとなる。きょうの勝負のポイントは「振り駒が勝敗に大きく影響」とのこと。藤井八冠は先手の勝率が高く、伊藤七段は後手でも強いという、そして藤井八冠が先手となった。現在藤井八冠が若干優勢だと豊川さんが話した。共に初将棋は5歳、奨励会入りは10歳だと伝えられた。2012年全国小学生将棋大会準決勝で対決し、伊藤七段に敗れた藤井八冠は大泣きしたとのこと。藤井八段は14歳2か月でプロ入り、62年ぶりに最年少記録を更新した。一方、伊藤七段は17歳11か月で当時の現役最年少棋士だったと紹介された。去年の竜王戦でタイトル戦としてはじめてあたって、藤井八冠がストレート勝ちし、今年の棋王戦も藤井八冠のストレート勝ちだったことが伊藤七段を強くしたとのこと。豊川さんによると、藤井八冠を研究し尽くして伊藤七段の仕上がりは最高だという。藤井八冠の師匠・杉本昌隆八段は「藤井八冠の鋭い攻めが勝利を呼び込む」としている。そして伊藤七段の師匠・宮田利男八段は「伊藤七段が勝ってもおかしくない」などとしている。現在藤井八冠は、八冠を達成していて全てタイトル維持を継続している。