成田空港では空港内での客引き行為が相次いでいる。日本を訪れる外国人観光客の玄関口となる第2ターミナルでは外国人観光客に話しかける人の姿が。外国人観光客に話を聞くと、東京のホテルまでの金額を提示してきたという。また別の観光客は客引きが勧めた営業資格のない白いナンバーの車に乗っていってしまった。成田国際空港タクシー運営委員会では、客引き行為の禁止を空港内でアナウンスしているとのこと。ターミナル内での客引き行為について法的に問題ないのか亀井正貴弁護士は、客引き行為は白タクでも適法なものでも道路運送法違反に該当する可能性があると話した。成田空港で働くタクシー運転手は、ここ1、2年で年を追うごとに利用客が減少している、ルールを守らない業者は免許、アルコール、血圧チェックなどをしているのか疑問と話す。また一般車乗降レーンでの長時間の駐停車は禁止されているが、一般車の乗降レーンに営業許可を受けた緑ナンバーの車が行列を作っていた。警備員や警察も誘導・警戒を行っていたが二重駐車とみられる状態が昼夜問わず続いている。成田国際空港署によると、去年駐車違反の確認標章の貼付数は1570件、警告は1676件で増加傾向となっている。