福岡県・那珂川にある稽古部屋では豪ノ山が押し相撲をメインで稽古している様子が映し出されている。先場所14日目での明生との勝負では下から押し上げるような見事な押しで勝利した。豪ノ山は「しっかり足を踏み込んで前に出る相撲が自分の理想とする相撲」などと話した。250kgあるタイヤを軽々と持ち上げるなど瞬発力を大事にした稽古をしているという。小さい頃から体が大きく、6歳で相撲を始めた。プロを目指すきっかけとなったのが師匠である武隈親方が所属していた「境川部屋」の存在である。豪ノ山は「学校が終わったら部屋に遊びに行って、朝は学校の前に稽古に行くという生活をしていた」などと話した。ちゃんこは武隈親方自らが作るという非常に珍しいことだという。そんな豪ノ山が背中を追い続けているのは2歳年上の貴景勝である。一緒にキャッチボールしたりと仲がいいという。そんな先場所では勝負をするも貴景勝の勝利となった。豪ノ山は「また当たることがあれば精一杯やる。最後の場所をしっかりいい成績を残して終えたい」と話した。