津波警報が出された酒田市の沿岸に近い自治会は、市が指定している「津波避難ビル」に食料や毛布などの備蓄がなく、警報が解除される前に多くの住民が帰宅したことから、市は自治会やビルの所有者と備蓄を整える方向で検討を始めた。
先月1日に発生した能登半島地震は、山形県沿岸に津波警報がおよそ9時間にわたり出されたが、解除される前に多くの住民が帰ったことが課題。その理由として酒田市では、一次避難先として指定している民間の「津波避難ビル」には「指定避難所」とは異なり食料や毛布などの備蓄がなかったなどという声があがっている。酒田市では、地震発生から最も早い場合、数分で津波が到達することが想定され、高台への避難は時間がかかるため24時間避難できる津波避難ビルを6か所指定している。市は、津波避難ビルでも避難が長引くことを想定して一部のビルで自治会やビルの所有者と備蓄を整える方向で検討を始めた。
先月1日に発生した能登半島地震は、山形県沿岸に津波警報がおよそ9時間にわたり出されたが、解除される前に多くの住民が帰ったことが課題。その理由として酒田市では、一次避難先として指定している民間の「津波避難ビル」には「指定避難所」とは異なり食料や毛布などの備蓄がなかったなどという声があがっている。酒田市では、地震発生から最も早い場合、数分で津波が到達することが想定され、高台への避難は時間がかかるため24時間避難できる津波避難ビルを6か所指定している。市は、津波避難ビルでも避難が長引くことを想定して一部のビルで自治会やビルの所有者と備蓄を整える方向で検討を始めた。