少数与党のため新年度予算案が命運を握るとも言われていた。成立に目途が立ち、与党内で安堵が広がっている。日本維新の会としては「党の存在感を示すことができた」と評価が相次ぐ一方、「与党に手を貸す姿勢は参院選にマイナスではないか」という声もあるため、政治とカネの問題では自民党と対峙する方針。今後与党は年度内での予算成立を目指し他の野党の意見も丁寧に聞いていく方針。ただ国民民主党との“年収の壁”の見直しをめぐる協議は主張に隔たりがあり一致点は見えていないという。立憲民主党とも協議を本格化させるが、野田代表は状況次第で国会で厳しい対応をとる考えを示している。