きのう4451円と過去最大の急落となった日経平均株価。きょうは一転、終値は過去最大の上げ幅となる3217円高に。まるでジェットコースターのような相場になった。7月に史上最高値をつけた日経平均は、その後、下落傾向に。今月に入って急落。そして、史上最大の上げ幅と乱高下している。現状では、金融危機につながる要素はないため、日本の株式市場は上下するものの、年の後半にかけて、堅調に推移すると見ている。一方、急激に株式市場が動いていることを受けて、財務省、金融庁、日銀が緊急会合を開いた。為替の問題でこの3者が話すことはあるが、株式市場で集まるのは異例。大荒れのマーケットの中で、冷静に対応することを確認した。。株価の乱高下に合わせて急変しているのが、円相場。先月1ドル161円台に達したものの、足元では、一時145円前後と円高ドル安が進んでいる。キリンHD・秋枝眞二郎CFOは「輸入価格が下がってくるので続けば為替水準が続けば今よりは改善する」、出光興産・坂田貴志経理財務部長は「在庫の価格を含め価値としては落ちていく」とコメント。輸入価格が下がることで、ガソリン価格の低下に期待が持てるという。円高は海外旅行に追い風をもたらす。連日、大きく変動する株価や為替。今後も私たちの生活に影響を与えそう。