世界的に増加しているプラスチックごみの環境汚染を防ぐため、初めての国際条約の案をまとめる会議が韓国で始まった。マレーシアは、プラスチックごみをリサイクル可能な資源として輸入しているが、違法な投棄や焼却が行われていると指摘されている。この地域に住む女性は2年前に引っ越して以来、家族3人とものどの痛みなどに悩まされている。
世界各地でプラスチックによる環境汚染が深刻化する中、防止に向けた初めての国際条約の案をまとめる政府間交渉委員会が始まった。焦点の1つは、プラスチックの生産量の規制にどこまで踏み込めるかだが、各国の立場は異なる。EUやアフリカなどは、一律で規制する必要があると主張しているが、中国やインド、それに産油国は規制することに反対している。日本は、各国の事情に合わせて目標や規制を設けることが必要だとしている。
プラスチックが人体に及ぼす影響について、警鐘を鳴らす専門家もいる。今回の交渉にオブザーバーとして参加している東京農工大学・高田秀重教授のグループはことし2月、人の血液から1000分の1ミリ以下の微細なプラスチックが検出されたという、国内では初めての研究成果を報告した。粒子を取り込んだ魚などの海洋生物を食べるなどして、体内に摂取されている可能性があると指摘している。鹿児島大学・加古真一郎教授は日本はアジアの海の中で海流の下流側にあるため、中国・韓国などのごみが流れ着きやすい、アメリカ本土・ハワイーへの海流の上流側にあるため、被害者にも加害者にもなりやすい立場だと指摘した。
プラスチック環境汚染防止の国際条約交渉。きょうから始まった交渉は、来月1日まで行われる予定。初日は、議長が示した条文の素案に産油国などが反対した。難しい交渉が予想されるが、議長は期間中に合意は可能だと強調している。
世界各地でプラスチックによる環境汚染が深刻化する中、防止に向けた初めての国際条約の案をまとめる政府間交渉委員会が始まった。焦点の1つは、プラスチックの生産量の規制にどこまで踏み込めるかだが、各国の立場は異なる。EUやアフリカなどは、一律で規制する必要があると主張しているが、中国やインド、それに産油国は規制することに反対している。日本は、各国の事情に合わせて目標や規制を設けることが必要だとしている。
プラスチックが人体に及ぼす影響について、警鐘を鳴らす専門家もいる。今回の交渉にオブザーバーとして参加している東京農工大学・高田秀重教授のグループはことし2月、人の血液から1000分の1ミリ以下の微細なプラスチックが検出されたという、国内では初めての研究成果を報告した。粒子を取り込んだ魚などの海洋生物を食べるなどして、体内に摂取されている可能性があると指摘している。鹿児島大学・加古真一郎教授は日本はアジアの海の中で海流の下流側にあるため、中国・韓国などのごみが流れ着きやすい、アメリカ本土・ハワイーへの海流の上流側にあるため、被害者にも加害者にもなりやすい立場だと指摘した。
プラスチック環境汚染防止の国際条約交渉。きょうから始まった交渉は、来月1日まで行われる予定。初日は、議長が示した条文の素案に産油国などが反対した。難しい交渉が予想されるが、議長は期間中に合意は可能だと強調している。