多くの食品の値上げが続く中、ヨーグルトなどの乳製品が今該当なし熱再び値上げされた。ただ生産者によると、1滴でもいいから牛乳を飲んでほしいという切実な願いが聞かれた。宇都宮市の乳業メーカー針谷享社長は「自社努力が限界を迎え、値上げせざるを得なかった」「消費量が減ることを懸念している」と話す。那須塩原市の牧場三代目の和泉さんがこの夏特に気にしているのが電気代。餌代も上がり、生産コストは年間1億円近くとなり、去年収支が赤字となった。さらに追い打ちをかけるのが生産抑制。関連団体によると栃木県内の600軒の酪農家のうち、去年だけで40軒が離農した。