生後6か月で母を失ったノリ子は父親の元で育てられた。5歳の時に父は再婚し弟3人が生まれた。母の記憶がないノリ子は心を閉ざしがちになったという。中学卒業後は家計を支えるため近くの精肉店でアルバイトを始めた。その店を営んでいたのが高橋定治だった。昭和36年、定治は妻子に店を残して別れノリ子と一緒になった。2人が移り住んだのは角館だった。そこで生まれたのが真奈美、後の藤あや子。再び精肉店を開いた定治は満州で培った料理の腕で惣菜の販売も始め、コロッケは店の名物となった。
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