あす付で鈴与ホールディングスが航空会社スカイマークの約13％の株式を取得し、筆頭株主となる。スカイマークは2015年に経営破綻したが、去年12月に東京証券取引所に再上場。現在は羽田～福岡間など国内23路線を展開している。鈴与は静岡の人なら誰もが知っているといわれる。江戸時代の1801年に清水港で海運業として創業した。現在は物流・建設・食品・情報など幅広く展開し、グループ企業は140社、4920億円を売り上げる。一族経営の会社でトップになると「鈴木与平」を襲名する。現在は8代目。社会情勢に対応し、中長期を見据えて変化し続ける一方で、歴史・先代の思いなど「守るべきものは守る」経営姿勢を示すため、名前を襲名しているという。鈴与は航空会社フジドリームエアラインズを展開しており、一部空港では地上業務をスカイマークに委託するなどの関係にあった。スカイマークで勤務経験のある航空ジャーナリスト・北島幸司氏によると、共同運航することで効率化を考えている。最終的には第3極の航空会社成長させる狙いがあるという。