夏の甲子園で仙台育英と慶応が決勝を行った。慶応のキャンパス内の店には約200人が集結した。慶応高校の地元では商店街に横断幕が掲げられたりした。仙台育英も学校からエールを送った。慶応の一番バッター丸田選手は夏の決勝戦史上初となる先頭打者ホームランを放った。2回にも丸田選手がライトへのタイムリーヒットで慶応のリードは3点になった。仙台育英も2回ウラに尾形樹人選手の2ベースヒットなどで1アウト2塁3塁のチャンスを作り内野ゴロの間に1点を返した。さらに3回には慶応の鈴木佳門投手がワイルドピッチで1点を追加し1点差とした。5回に慶応打線が爆発しこの回5得点を奪った。そして慶応が夏の甲子園107年ぶり2度目の優勝を果たした。日吉駅前では号外配布に行列が出来ていた。決勝で公式戦初ホームランを放った丸田選手は「このためだけに取っていたのかなと思った」などと話した。一方連覇が叶わなかった仙台育英もおととい準優勝の盾とともに選手たちは地元に帰った。学校での報告会で監督は「限りなく金色に近い銀メダル」などと話していた。森林貴彦監督は「いろんなスタイルがあって面白いと思ってもらうことが高校野球の新しい姿」などとコメントした。