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「長与スポーツクラブ」 のテレビ露出情報

テーマは「部活動の危機」。中学生の運動部の参加人数は、2007年から15年経ち約50万人減った。2027年度には、中学生の全国大会で8競技が廃止。スポーツ庁の室伏長官は、日本のスポーツは学校体育の延長線上で学校の上に成り立っていたところがあり、学校単位に限界が来ているという。最も必要となってくるのが、地域でやっていくこと。地域モデルとして実践されている1つの例が、長崎県の長与町。この町ではすでに土日の部活動は行われていない。しかし、学校ではいたるところで中学生がスポーツに励んでいる。運営しているのは地元有志による非営利団体。町内3つの中学校の生徒たちに対して、12競技を行えるよう指導者や道具を管理。部活に変わる新たなスポーツ環境を作っている。この取り組みの中心となっているのが町の教育長。実現するためには団体の運営や指導する人員の確保が不可欠。そこには当然お金もかかる。金崎さんたちは、保護者に一部の金額を負担してもらうよう何度も説明会を開き、理解を求めてきた。現在は取り組みに賛同する企業の寄付も。指導者は、希望する教員や元実業団選手、会社員、大学生など89人が登録。指導者の育成も進んでいる。
岐阜の大垣市では、高校のグラウンドに大勢の小学生が。ここでは高校生が自主的に野球教室を開催。この活動の背景には、球児たちの切実な思いがあった。少年野球の大会でも参加チームが少なくなってたり、 チームが組めずに廃部になったという話も聞くという。大垣市のスポーツ少年団で野球をする子どもは、10年で1/3に減少。その現状に危機感を抱き、2年前から始めたこの野球教室。月に1~2回、大会前やテスト前でも時間を捻出し年間を通して開催。今では近隣約30校の小学生たちが参加。
高校の部活に変わるある取り組み。クラブチーム・渋谷コルツは、メンバーの殆どが学校にラグビー部がない選手。部活を途中で挫折した選手もいる。クラブを作ったのが徳増さん。元高校ラグビー部の監督で、チームを日本一に導いたこともある。チームを立ち上げたのは2019年。SNSなどで部員を募集したところ応募が殺到。いまでは在籍数60名。コルツでは、競技する場だけでなく従来の部活とは違う価値観を提供。部活は1回やめたら退部になるが、クラブは受け入れる広さがあるという。子ども目線からスポーツを見ていくのが必要だという。スポーツ庁の室伏長官も同じ考えを持っている。競技性だけではなく、同好会も含め楽しんでやるようなスポーツ、自分の生活の中に刺激を与えるような仲間とチームワークから学ぶこともあるなどと話した。

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