青森といえばねぶた祭り。ねぶたの和紙が卒業証書にかわるという。ねぶたの製作工程の一つである骨組みに和紙を貼る作業。この際に出てしまうのが和紙の切れ端だ。これまで、切れ端を大量廃棄していたが、去年の夏から再生紙として製品化された。青森市の中学校にねぶた名人たちがねぶたの和紙を贈呈した。第7代ねぶた名人・竹浪比呂央さんは「卒業証書というのは子どもたちにずっと残るものですから、これで郷土愛といいますか青森をずっと心の中に置いて羽ばたいてほしいなと思っている」等とコメントした。卒業証書にはねぶたの和紙からできていることを伝えるため、ねぶた師による絵が添えられる予定だという。青森市西中学校・長尾校長は「節目の年の一番の思い出になるものなのでねぶた祭を利用した卒業証書のことを思い出しながら世界に羽ばたいていってほしいなと思っている」等とコメントした。