画家として個展も開いている南海キャンディーズ・山崎静代がSOMPO美術館で開催中の展覧会「生誕100年 山下清展 百年目の大回想」を訪れた。作品の多くを占める「貼絵」の中でも最高傑作ともいわれるのが「長岡の花火」(1950年)。病気の後遺症で吃音となった12歳の山下は養護施設・八幡学園に入園した。そこで教わった貼絵の才能が開花。17歳の時に描いた「上野の東照宮」(1939年)は美術界から高く評価された。その作風はドラマで描かれた牧歌的なイメージとは異なり、強く激しいものだった。山下の作品が今、再評価されているという。放浪の天才画家と呼ばれた山下が27歳の時に訪れたのが新潟県長岡市だった。