9日の原爆の日に行う長崎市の平和祈念式典に駐日米国大使らが欠席することが分かった。米国のエマニュエル駐日大使は式典を政治問題化させたくないとして欠席を決めたという。先月、G7のうち日本を除く米国、英国など6か国の大使が連名で長崎市にイスラエルを招待するよう求める書簡を送っていて、これが実現しなかったことを受けての対応だとしている。書簡は「イスラエルを招待しないことは、他に招待されていないロシアやベラルーシと同じレベルに扱うことになる」として、ウクライナを侵攻したロシアなどと自衛的措置を取ったとするイスラエルを区別するよう求めている。