広島と長崎で二度被爆した二重被爆者の山口彊さんは生前偏見や差別が家族に及ぶことを恐れて長らく被爆の実態を証言せず、自らの思いを短歌に書き綴っていた。2005年に生後6カ月で被爆した次男の捷利さんが亡くなったのを気に語り部活動を始め、2006年には初めて渡米してニューヨークの国連本部でスピーチした。その後も長崎県の学校で語り部活動をするなど、被爆の実相を次世代に繋いでいき、2010年に93歳で亡くなった。現在は孫の原田小鈴さんは被爆三世として後世に繋ぐ語り部活動を行っている。
住所: 長崎県長崎市茂里町3-2
URL: http://www.ncctv.co.jp/
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