斎藤元彦氏を巡る問題の経緯を説明。今年3月“パワハラ”“おねだり”疑惑浮上。今年9月、不信任決議案・全会一致で可決。知事を失職し、出直し選挙へ。投票率は前回を14P上回る55.65%。斎藤氏が111万3911票で再選を果たした。政治ジャーナリスト・田崎史郎氏によると、斎藤陣営には約400人のデジタルボランティアがいて、様々なSNSの発信をして、斎藤県政の実績を広め、再評価につながったと分析。関西テレビの出口調査でも「文書問題への対応」よりも「政策や公約」「人柄やイメージ」を重視する有権者が多くなっている。SNSで間違った情報の打ち消しにも追われた前尼崎市長・稲村和美氏は「『何を信じるか』という選挙戦になってしまった。斎藤候補と争ったというより、何が争点になったのか、何と向かい合っているのか、違和感があったのは事実」とコメント。斎藤氏は、全会一致で不信任を決議した県議会とどう向き合うのか、疑惑を調査する百条委員会も続く中で、「謙虚な心をもっと胸に刻んで、これから頑張っていきたい」と述べた。