今年の5月のデビュー以来10連署を記録するガールズケイリンの仲澤春香選手。そんな仲澤全種のルーキーシリーズプラス。その年にデビューした選手のみで戦う大会である。今年デビューした選手のみで戦うのはこれが最後となる。仲澤さんは5月のレースでまさかの5着、自分が思い描いたレースにはならなかったという。10月29日、大会1周間前に伊豆ベロドロームに入りリカバリーメニューに取り組む仲澤さん。仲澤選手は2001年に福井県で生まれ、高校ではボート部へ、日本代表にも選出された。そこから実業団に進んだがイップスにかかり仕事も競技も辞めることになってしまった。そんな中でボート部時代のトレーナーから競輪を紹介される。養成所は首席で卒業、ただイップスを経験した事による不安も感じているという。このレース、先行逃げ切りを作戦として練習をこなす。そんな仲澤選手の支えは家族の存在だという。本番5日前には体のメンテナンスを行い、3日前に現地入り。そして迎えた勝負の日、残り2周を迎え仕掛ける仲澤選手、残り1周で先頭に立ちそれを維持する。逃げ切りで優勝した仲澤選手は世界で戦える選手になりたいと次を見据えた。
住所: 山口県防府市国分寺町8-2